こんにちは、浜松の設計工務店ALAINです。綺麗に白く塗られた壁は清々しくて気持ちの良いもの。でも「シャビーシック」「アンティークっぽさ」「色ムラ感」が欲しい時ってありますよね。そんな時は自分でやってみるのも方法のひとつ。
今回ご紹介するのは、9月3日にNEW OPENする美容室nistaの壁塗りの様子。「美容感度の高い浜松の人に向けて、グリーンを多用したオーガニックな安らぎ空間でお客様の綺麗を叶えたい」というオーナーの思いを受け、設計から施工まで一貫してアランで行っています。「壁は綺麗に塗りすぎないでね!」というのがオーナーからのご注文。nistaの世界観をつくりあげるために、塗装素人の私たちが立ち上がりました。DIYの参考になるかも?!
BEFORE
美容室nistaの内壁。素材は中国産の古木を使いました。本当に「エイジング」したものにさらに「エイジング加工」を重ねることで、nistaの世界観を作っていきます。
《今回用意した道具》
・汚れても良い格好(ジーンズとTシャツなど、可愛い作業着はテンションも上がりますね。)
・養生テープ
・マスカー(グリーンの布のマスキングテープにポリシートがついているもの。幅は30cm・50 cm・100 cmなど種類があります。
・マジックロン(サビ取り用の粗めのサンドペーパーのようなもの)
・ウエス(Tシャツの切れ端や雑巾など、汚れても良い布のことをウエスといいます)
・ペンキ(今回は水性塗料使用)
・はけ
・バケツ(塗装用のローラーの水切りがついたバケツがホームセンターなどに売っています)
さあ、早速塗装開始です!
◼︎下準備◾
①養生
マスカーと養生テープで、ペンキがついて欲しくないところをマスキングする。
②表面を掃除する
マジックロンで表面のざらつきや誇りを落とし、さらに刷毛で細かいところに入り込んだ汚れを掻き出すように掃除する。この一手間で仕上がりに差が出ます。床に落ちたほこりもサッと掃いて巻き込まないように。
手に持っているのがマジックロンです。
木の表面を掃くとこんなにホコリが出てきます。しっかり落としましょう。
③ペンキの準備
今回はあえて塗りムラが出るように、水でペンキをうすめました。ペンキを混ぜる時は、刷毛ではなく棒状のものでまぜるとよく混ざります。
何度も試し塗りをし、ペンキをベストな濃度に。
◼︎塗装開始◾
全体を白く色付ける下塗りと、あえて刷毛ムラを残す上塗りで仕上げていきます。
①下塗り
下塗りは、全体的にペンキをのせます。その後、ウエスを使ってごしごしとこすりつけるように塗っていきます。
二人いると手分けができます。
②上塗り
下塗りが終わったら、上塗りでは全体のバランスを見ながら、白を濃くしたり、あえて刷毛ムラを残していきます。刷毛にペンキを含ませたら、よくペンキの水気を切り、サッサと塗っていきます。
水気をよく切った刷毛で
サッと塗ることでこのようなニュアンスが出ます。
これを続けること丸一日…
…
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・・・・・・
AFTER
こんな風になりました!
拡大するとこのような質感
全て塗り終わったことには夕方に…光が入ってしまって全体像が見えにくくてすみません。
と、いうわけで
さぁ、nistaへ!
オーナーの世界観がキラリと光る美容室nistaは2016年9月3日オープンです!オーナーのこだわりが詰まった癒し空間でHAIR,NAIL,EYEと、美容をトータルで相談できます。
場所:浜松市中区中央1丁目16-1 1F
駐車場:店舗に2台、近隣に5台
営業時間 10:00~19:30 (perm,color~19:00まで/cut~19:30まで)
TEL053-453-9744 ※8月28日まではモッズヘア浜松店へつながります
-SPECIAL THANKS-
今回の「素人塗装」はまるごと素人で行ったわけではありません。いつもの塗装屋さんの親方からアドバイスをいただき行いました。いつもありがとうございます!