浜松の設計工務店アランです。みなさん、静岡県浜松市天竜区にある「春野町」というエリアについてご存知ですか?実は浜松に住んでいるわたしたちも、地名しか知らないような場所でした。そんなわたしたちが縁あって、春野町の川上地区に移住する住まい手さんの家づくりをお手伝いさせていただくことになったのです。住まい手さんに連れられて踏み込んだ集落には、とっても素敵な住民の皆さんと豊かな里山の自然がありました。『竹の鞄 GENと春野町のお話』ではそんな家づくりこと、住まい手のこと、春野町という土地のお話をシリーズでお届けしたいと思います。
住まい手竹の鞄 GENについて
住まい手の名前は鈴木げんさん。「竹の鞄 GEN」を主宰する、竹鞄をつくる職人さんです。そんなげんさんが、住まい兼工房を構えるにあたり、春野町の川上地区に移り住むことになりました。アランとげんさんとの出会いは、共通の友人を介して。その友人からの一本の電話をきっかけに、私たちアランも春野町に通うことになっていきました。ちなみに後から知ったことですが、げんさんのお母さんは、中根えみ子と同じ浜松市内の病院に勤務していたのです。実は、色々な人の縁に導かれていたのでした。
【写真】工事開始のころ、寒かったね!!
春野町までの道のり
げんさんの移住した春野町川上地区は、同じ浜松市なのにとーっても遠い!交通手段はもちろん、自家用車しかありません。それでもげんさんの元には「公共の交通機関で行くにはどうすればいいですか?」という問い合わせが届くそう。そこで、ブログシリーズの第一回目は春野町までの道のりを紹介したいと思います。
調べたルートは全て浜松駅から「竹の鞄 GEN(静岡県浜松市天竜区春野町川上309)」へのルートです。
①車で
オススメ度:★★★★★
アランが最もお勧めする方法が車です!車でないと行けないといっても過言ではありません。浜松駅からですと2時間弱はかかります。
②レンタカーで
オススメ度:★★★★★
ルートは①と同じなのですが、かかる費用を調べてみました。
・日曜日8:00-20:00
・小型車
・浜松駅で借り、浜松駅で返す
を条件にした場合、5500円〜6500円の幅で見つかりました。ここにガソリン代がかかります。県外から新幹線などでお越しの方にはオススメの方法です。
※金額はブログ公開日現在
③自転車で
オススメ度:★☆☆☆☆
google mapでは自転車という選択肢は選べませんでした!!ですのでナビタイムで検索。浜松駅からは6時間19分かかります。距離は61.5km、消費カロリーは2390カロリー(食パン10枚分くらいです)。なかなかハードなトレーニングになりそうですね!!スポーツとして自転車を楽しんでいる人ならありかもしれませんが…帰る時間と体力を考えるとあまりおすすめできる方法ではありません。ハードにトレーニングをしたいと考える自転車ライダーにのみ、オススメです!
④公共の交通機関と徒歩で
オススメ度:☆☆☆☆☆
この方法、
全くオススメできません。
時刻表を元にシュミレーションをしましたので、詳しくご紹介したいと思います。
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8:12 新浜松駅を出発
遠州鉄道西鹿島行きに乗り17駅。(所要時間は33分です)
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8:45 西鹿島着
9:35 西鹿島発
遠鉄バス春野町車庫行きに乗り春野町協働センターまで。
(遠鉄バスにお電話したところ所要時分62分とのことでした。バスの所要時分・片道運賃等は、HPバス停間ルート検索からもご覧いただけます。http://info.entetsu.co.jp/
※時刻表の横に「協」マークが付いている便しか協働センターまで行きません。このバスに乗れなかった人は「春野町車庫」まで行きましょう。
↓
10:37春野町協働センター着
そこからは徒歩で向かいます。距離にして21.1 km、所要時間は5時間5分!!!
※ちなみに春野町協働センターから「春野町ふれあいバス」利用するという方法もありますが、利用の2時間前までの予約が必要です。さらにこの路線は火・金曜日しか使えません(ブログ公開日現在)。詳しくはこちら。「春野町ふれあいバス」は地元の方の大切な足なので、やっぱり徒歩で行きましょう。
↓
15:42 やっと到着!!!所要時間なんと約7時間半。
それだけあれば浜松駅から韓国だって行けちゃいますね!そして到着時点でその日中の帰宅は困難になります。でも、ご安心ください。春野町川上地区にはげんさんもお世話になっている自治会長さんが経営する「民宿とみた」があります。げんさんの家からは徒歩約30分。「民宿とみた」の詳細はこちら。
※「民宿とみた」は要予約です!
さてさて、
「竹の鞄 GEN」の遠さは伝わったでしょうか?こんなに遠いなんて…とびっくりした方もいるのでは?それでも、何度も通いたくなる魅力が春野町にある。これだけは断言できます。というわけで次回は「家づくりの事件簿」。げんさんの住む築120年の古民家のことや、里山暮らしならではの家づくりの珍事件や住まいの工夫などについて、お伝えしていこうと思います。
つづく