住宅と店舗の新築・リフォーム・リノベーション,浜松市の設計工務店アラン

2016年10月31日

「家づくりの今を語る」キーワード用語集

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「ZEH」「パッシブソーラー」「HEMS」など、家づくりの手法や考え方をインターネットで調べていくと、構法以外にも色々なことばがでてきます。中には何がどう違うの?と混同してしまう方もいるのではないでしょうか。そこで、今回のブログでは、今建築業界で語られている「家づくりの今を語る」キーワードを整理してみることにしました。

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パッシブデザインとは

自然の力を有効活用しながら自然との共存を目指す、建築的手法のこと。

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パッシブと、アクティブの違い

パッシブ(passive)=受動的。アクティブ(active)=積極的な、という意味。

住宅用語で“パッシブな”というと、自然の恵みを受けて暮らせるというイメージを持ってください。“アクティブな”というと、機械などを使って積極的に自然の恵みを活用していくというイメージです。

 

パッシブソーラーとは

省エネルギーを目的とし、“機械力を使わず”太陽エネルギーを建物に取り入れる建築の考え方とその手法のこと。

太陽熱を直接利用する住宅の設計手法のこと。省エネルギーを目的とし、建物の構造・間取り・方位などの建築的な方法や工夫によって、太陽エネルギーを建築に取り込むという手法のことをいいます。

 

アクティブソーラーとは

省エネルギーを目的とし、“機械力を利用して”積極的に太陽エネルギーを建物に取り入れる建築の考え方とその手法のこと。

集熱装置や太陽熱温水器などを用いて、太陽エネルギーを住まいの空調や給湯に生かすこと。代表的なものとしては、太陽光発電・太陽熱温水器などが挙げられます。これらの機械は長期的に見ると、更新やメンテナンスが必要になります。

アクティブ=機械を使う。パッシブ=機械を使わない。

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パッシブとアクティブの違いを理解すると、ことばの意味がより分かりやすくなります。

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ZEH(パッシブ×アクティブ)

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略。家が創るエネルギーと使うエネルギーを、プラスマイナスゼロにしようという考え方から生まれた建築手法です。

住宅の高断熱性能、省エネ設備機器、HEMS、太陽光発電システム等を組み合わせ、エネルギー消費を上回るエネルギーを自宅で発電し、エネルギー収支をゼロまたはプラスにする住まいのこと。政府のエネルギー基本計画によると、住宅については2020年までに ZEHを標準的な新築住宅とし、2030年までに新築住宅の平均でZEHゼッチの実現を目指すとのこと。ちなみに、HEMS(ヘムス)とは「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略で、家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムです。

 

OMソーラー(パッシブ)

OMソーラー株式会社(1987年設立)が提唱する、太陽熱利用システムのこと。

「熱は熱でまかなう」という考え方のもと、太陽の熱を屋根で集熱するパッシブソーラーシステム。冬は太陽熱で温められた空気を床下に送り蓄熱。部屋を温めたり、お湯を作る熱として利用します。暖房のいらない夏は、お湯を作ることに必要な熱以外の熱を逃し、日陰や夜間の冷気を室内に取り込みます。

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写真はOMソーラー株式会社HPより抜粋(http://omsolar.jp/product/om_quatrosolar.html

 

自立循環型住宅(パッシブ)

気候や敷地特性など立地条件と住まい方に応じて極力自然エネルギーを活用し、家庭でのエネルギー消費量を抑えながらも利便性を向上させる建築手法のこと。

HPによると(http://www.jjj-design.org/outline/)

・気候や敷地特性など立地条件と住まい方に応じて極力自然エネルギーを活用した上で

・建物と設備機器の選択に注意を払うことによって居住性や利便性の水準を向上させつつ

・居住時のエネルギー消費量(CO2排出量)を2000年頃の標準的な住宅と比較して50%にまで削減可能で

・2010年までに十分実用化できる住宅

気候などの土地条件や「住まい方」という観点が考え方の基本にあることが特徴的です。すでに自立循環型住宅は実用化されており、浜松のような温暖な地域に向いている手法だとアランは考えています。アランでも三方原の家(リンク)で取り入れさせていただきました。

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アラン設計施工「三方原の家」外観

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建築は、よりエコに。より、持続可能に。

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建築手法や考え方が増えれば増えるほど、これから家を建てようと考えている方を混乱させてしまうことがあるかとおもいます。しかし、シンプルに捉えると、このようなことばがよく見られるということは、建築業会全体が「よりエコに。より、持続可能に。」という未来を目指していると言えます。色々な建築グループが「エコに、持続可能に」という同じ思いを持って考え方や手法をまとめているので、色々な用語がでてきていますが、根底に流れる思いは同じなのです。

 

何を基準に、家づくりを考えればいいの?

最近ある住宅業界の集まりで、こんな話を聞きました。時とともに代わるものは「法律(補助金、制作)・技術・手法・資材」変わらないものは「自然、感情」。家をつくる際は、時代に左右されないものを大切にした方が良い。わたしたちアランもこの考え方にはとても共感しています。

今日ご説明した用語は全て、時とともに代わるものです。こんな考え方と手法がある、世の中の動きがあるということは知識として心に留めつつ、これから家づくりを考える方には、ぜひご自身の「好きなもの、幸せだと思う時間、価値観」を大切にしていただきたい。そして、そういう考え方に一番沿う手法や構法をわたしたちがご提案していければと思っています。

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