こんにちは、設計工務店アランです。
富塚の家が着工(工事スタート)しました!
さて、基礎工事が進んでいる間に、
住まい手Kさんと「自分の家の木」を製材所アマノまで見に行ってきました!
まず出迎えてくれたのは、ドンッ!杉の丸太!!
アランでの家づくりの基本は木造です。
木造の場合、製材(加工)される前の木材を見ておくことはとても大切なこと。
理由は3つ。
1.臨場感
2.想い入れ
3.お届けまでに80年かかる
これに限るかなと思います。
山 → 原木市場 → 製材所 → 加工工場 → 現場(建前)
木材が現場まで運ばれてくるまでのストーリーには、主にこのような流れで進んでいるわけですが、皆さんはその過程をどこまで知っていますか?
おそらく99.9%以上の方は、現場(建前)の時に初めて「自分の家の木」を見るはずです。
果たしてそれが本来あるべき姿なのか?私たちはしばしば疑問に感じることがあります。
このストーリーの中、
製材所の時点で「自分の家の木」を見にいくことをアランではお勧めさせてもらっています。
なぜなら『1.臨場感』が体感できるからです。
木材を目で見て、手で触れて、鼻でかぎ、空気感を肌で感じる。それはこのタイミングでしか味わうことができません。
例えば、スーパーで野菜を買うとき、極力新鮮なものを選ぶと思います。そして、産地や農薬使用の有無など、選ぶポイントがいくつかありますよね?
木を購入するには野菜のおおよそ100倍ぐらいのお金が掛かります。
スーパーと同じように、製材所にも足を運んでもらい、
事前に木(構造材)を見ていただくことは私たちの大切な役目だと思っています。
これらを事前に知ると『2.想い入れ』が全く異なるものになります。
これから何十年と住んでいく家、大切に使っていきたいですよね。
この段階で木を見ると、一段と想い入れが増します。
そうそう、製材所アマノのキャッチフレーズって、私はとても好きです。
『3.お届けまでに80年かかります。』
80年前に植えられた木が「自分の家の木」になるわけですから、これはとても素敵なことです。
山主が大切に育ててきた木、製材所の方々が大切に加工した木、大切に使わない理由はありません。
そんなストーリーの中へ住まい手Kさんを巻き込んでいくのも、私たちの大切な仕事の一部です。
木を見て、触れて、ほんのりあま~い香り感じると、誰しも笑顔になるんです!!
今回で全てをお伝えすることは難しいため、次回はもう少し別の視点で続きをお伝えしていきたいと思います!お楽しみに!
※お施主様から顔出しの許可を頂いております。